ロタウイルスワクチン
ロタウイルスによる胃腸炎は、急激な嘔吐と水溶性の下痢便を頻回に排泄し、発熱が3割~5割程度みられます。
ロタウイルス感染症により世界では5歳未満の小児が年間約50万人死亡しているとされ、その80%が発展途上国で
発生しています。先進国では死亡例は少ないですが、嘔吐・下痢に伴う脱水やけいれん、腎不全、脳症などの合併症の
ため入院治療に至るケースがあります。重傷急性胃腸炎で入院する原因としてロタウイルスが最も多いといわれています。
接種対象者
ロタテック(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン 5価)は生後6週~生後32週まで
ロタリックス(経口弱毒ヒトロタウイルスワクチン 1価)は生後6週~生後24週まで
※どちらかのワクチンを接種
接種回数
初回接種は生後6週~生後14週6日までの間に受ける。27日以上の間隔で、
ロタテック(5価経口弱毒ロタウイルスワクチン 5価)は3回、
ロタリックス(経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン 1価)は2回接種。