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信濃町での子育て

一人ひとりの子どもを大切に育てる町

信濃町は、天然湖の野尻湖や黒姫山をはじめとする北信五岳に囲まれた風光明媚な高原盆地帯にあります。

豊かな自然環境の中で、子どもたちが伸びやかに成長できるよう、新信濃町支援スタイル(4S)による子ども支援と一人ひとりの子どもを大切にする独自の子育て・教育支援を行なっています。

また安心して子どもを産み、育てることのできる環境づくりのために、町が生まれる前から就労まで、切れ目なく支援することで、子育てにともなう喜びを実感でき、安心してゆとりを持って子育てができるよう取り組んでいます。

雪の上で園児が遊ぶ写真

 

1.生まれる前から安心サポート

お母さんが、ゆったりと安心した気持ちで過ごしていると、お腹の赤ちゃんも安心して成長することができます。
信濃町には、町立の信越病院に小児科があります。出産前から、これからかかりつけ医になる小児科のお医者さんと会って、子育ての心配や子どもの発達について相談ができるようペリネイタルビジット受診券の交付をしています。
ペリネイタルビジットの受診券は、母子健康手帳の交付の際に、子ども一人につき4枚をお渡しします。受診券1枚で信越病院小児科での30分間の無料相談ができますので、お母さんが安心して赤ちゃんを迎える心の準備ができます。
その他にも信濃町での子育てに関する行政サービスを一冊にまとめた信濃町子育てガイドブックを母子健康手帳の交付と一緒にお渡ししています。

マタニティーマーク

妊娠中は、塩分や脂肪を取り過ぎないよう、栄養バランスに気をつけた食事や定期的な健康診査をするなど、お母さんとお腹の赤ちゃんの健康管理が大切になります。
バランスボールを使ったお母さんの骨盤ケアや妊娠中の食事の講話など、産前産後を健やかに過ごすためのハローベビークラスや妊娠中の母胎と胎児の健康を確認するための妊婦一般健康診査を行なっています。妊婦一般健康診査票を母子健康手帳の交付の際にお渡ししますので、長野県医師会加入の医療機関や長野県助産師会加入の助産所で利用することができます。
お母さんとお腹の赤ちゃんの健康をしっかりサポートしながら、安心して出産が迎えられます。

2.赤ちゃんが生まれたら

生まれたばかりの赤ちゃんの写真

大きな感動とともに赤ちゃんの誕生です。子どもが生まれたら14日以内に出生届を提出してください。
届け出の際、育児用品等の購入費用の一部を助成するため、お子さん一人につき30,000円を出産祝い金として支給します。その他にも長野県と市町村が協力して取り組んでいるながの子育て家庭優待パスポートを交付します。このパスポートを加盟店で提示すると買物の際に、割引など各種サービスを受けられる特典があります。

子育てをしていると子どもが、カゼをひいたりケガをすることもあります。保護者が国民健康保険や社会保険などの健康保険に加入している場合、0歳から15歳までの子どもが診療を受けた自己負担を助成する福祉医療制度があります。病院・薬局で支払った自己負担額より1レセプトあたり500円を差し引いた金額を診察月の2ヶ月から3ヶ月後に指定の口座へお振り込みします。
育児にかかる経済的負担を軽減する取り組みの一つです。

生まれたばかりの赤ちゃんの育児について、「これでいいのかな?」と悩むことがあるかもしれません。
町の保健師が、出産から1ヶ月以内の赤ちゃん訪問や身体測定と健康検査を行なう乳児健康診査があります。育児の不安を一人で悩まないで町の保健師に相談してください。
赤ちゃん訪問では、身体測定と予防接種のスケジュールの相談ができますし、乳児健康診査は、生後4ヶ月、7ヶ月、10ヶ月の3回ありますので、月齢ごとの赤ちゃんの発育とお母さんの育児に関する悩みを気軽に相談できます。
赤ちゃんの健康管理と育児に関する保護者の心理的負担を軽減する取り組みの一つです。

3.親子がいつでも集える場

4ヶ月健診が終わり、予防接種も一段落したら、赤ちゃんと一緒に少しずつお出かけをしてみましょう。
信濃町には、「木育ルームなかよし」地域の子育てグループなど親子が集う場所があります。
子育て中のお母さんが集まるので、一緒におしゃべりをしたり、お互いの子どもの成長を喜びあったりすることで絆が深まり、これから先の子育てで心強い存在のママ友と出会えるかもしれません。

木育ルームの内観写真


「木育ルームなかよし」は、子どもが遊べる室内広場で、木製遊具と木製玩具がたくさんあるので、木に触れながら親子が楽しく過ごせる場所です。また月に1回あそびの会のイベント開催や保育経験のある相談員が、平日の午前9時から午後4時までいますので、将来保育園に入園したときのために、保育園の様子を聴いたり、現在の保育園の入園状況を教えてもらえます。

地域の子育てグループは、信濃町に4つあります。各地区にある公民館で活動をしていますので、子育てグループに参加して気持ちをリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

4.子どもの発達にあわせた相談窓口

信濃町には、子どもの発達にあわせた相談窓口があり、様々な専門分野の職員がいます。
生後2ヶ月になったらすくすく相談で発育測定や発達問診を受けながら保健師と助産師による個別の相談が受けられます。
また事前の予約の必要なく気軽に保健師、栄養士、保育士へ相談できるよう月1回のよろず相談や助産師による無料の乳房マッサージと母乳・育児相談を毎週月曜日に開催しています。

信濃町教育委員会には、子どもの成長とともに、様々な子育て支援事業に関わりながら、保護者の子育て不安や子どもの発達の相談を受けたり、関係機関をつなぐ役割をはたしている発達支援専門相談員がいます。心理発達相談は、発達支援専門相談員が、子どもの行動面や情緒面の心配ごとについて相談を受けます。乳児健診から子どもの成長を知っている相談員なので、一人ひとりの子どもの成長を把握した適切なアドバイスが受けられます。

支援員.PNG

子どもの成長の中で、学校への入学は、子どもにとっても保護者にとっても、環境が大きく変わる節目の年の一つです。
学校生活のスタートにあたって、全ての子どもがグッドスタートができるように、すこやか教育相談があります。
「集中して授業を受けることができるか」「友だちと仲良くコミュニケーションがとれるか」「初めての行事や場所が苦手」といった学校生活に関するお子さんの心配ごとを学校の先生や発達支援専門相談員が、一緒にお聴きしながら入学の準備のお手伝いをします。

5.子どもの成長を考えた独自の子ども支援

子どもの成長にあわせて、記念の本をプレゼントするブックプレゼント事業(ブックスタート、ファーストブック、セカンドブック、サードブック)を実施しています。
子どもが、本と最初に触れ合うブックスタートは、お子さんの誕生をお祝いして、生後2ヶ月のすくすく相談で絵本のプレゼントをします。親子の読み聞かせで、子どもが喜びそうな絵本を選定していますので、その中から一冊選んでいただき、その場でプレゼントいたします。またブックスタートで選定されている絵本は、木育ルームなかよしで貸し出しをしています。
その後も保育園入園のお祝いとしてファーストブック、学校入学のお祝いとしてセカンドブック、義務教育卒業のお祝いとしてサードブックと一冊ずつ記念の本をプレゼントします。
また、子どもの読書活動を推進するために、木育ルームなかよしで平日の午前11時から毎日、絵本の読み聞かせを行なったり、信濃小中学校で朝の読書活動を行なったりしながら、子どもが本と触れる時間を増やす取り組みを行なっています。

ナウマンゾウのグリップカー写真

木育は、乳幼児期から木に触れながら、木の温かみや柔らかさを感じて育つことで、故郷を愛する心を育むための取り組みです。
木育の推進をするために、赤ちゃんが初めて出会うおもちゃは、地産地消の木のおもちゃになるように、信濃町の職人の手作りおもちゃをプレゼントするウッドスタート事業を行なっています。
香り、さわり心地、味わいなど五感に程よい刺激を与えるナウマンゾウのグリップカーを生後4ヶ月の乳児健康診査でプレゼントします。
また、子どもが木と触れる時間を増やせるように、木育ルームなかよしには、木の遊具や木のおもちゃがたくさんありますので、木の香りを楽しみながら親子でゆったりとした時間を楽しんでください。

6.子どもの今と未来の幸せをつくる保育

幼児期の後半になると、自主性や社会性など子どもの精神面が成長して、一人遊びが多かった子どもが、友だちと一緒に遊べるようになったり、集団行動ができるようになったりします。
信濃町には、幼稚園がないので、学校入学前に集団での経験を積ませたい3歳以上の子どもについて、保護者の就労に関わらず、4つの公立保育園へ入園することができます。
また3歳以上の待機児童がいませんので、入園したい保育園へ全ての子どもが入園できます。(ただし、3歳未満児の入園は、定員によって利用の調整をさせていただく場合があります。)

空を見上げてる園児の写真

保育園では、一人ひとりの子どもの、あるがままの姿を受け止めながら、子どもの今と未来の幸せをつくるため、子どもの発見、感動、伝達、共感が繰り返せる環境設定と保護者と一緒に成長を喜びあえる保育に取り組んでいます。
豊かな自然環境や地域資源を積極的に活用して様々な体験活動を行い、子どもの主体性や創造性、社会性、協調性などを育み、心身ともに健康的に成長する取り組みが認められ、長野県の信州型自然保育の認定を受けています。自然に自然と触れ合いながら、子どもの心の成長を育む保育が行なわれています。
また子どもの健康と成長を考えた食育と健康管理にも取り組んでいます。保育園には、専任の管理栄養士がいるので、地域の食材を利用した郷土料理の提供や食育を家庭に繋げる活動に取り組んでいます。またアレルギーのあるお子さんには、一人ひとりの体質にあった給食の提供を行なっています。虫歯予防の取り組みとして、全園児が年3回のフッ素塗布を行ない、年長児は、週に一回フッ素洗口をするなど、虫歯予防をとおした子どもの健康管理にも取り組んでいます。

その他の特徴的な取り組みとして、国際感覚を身に付けるため月1回、信濃小中学校の英語指導助手によるわくわくいんぐりっしゅ体験を保学連携による取り組みとして行なっています。

 

 

7.小中一貫教育による教育支援

信濃小中学校外観写真

平成24年4月に小学校5校と中学校1校が統合して、信濃小中学校が開校しました。
信濃小中学校は、県内唯一の義務教育学校として、義務教育期間の9年間を1年から4年までの初等部、5年から9年までの高等部に分け小中一貫教育を行なっています。
学校教育目標(自主+友愛+克己=躍進)の実現に向けて、読書活動とふるさと学習を柱に位置付け、9年間継続した朝読書活動や信濃町の歴史文化を教材とする学習に取り組んでいます。
また、全ての学級で、全ての職員による特別支援教育に取り組みながら、一人ひとりの子どもの個性を大切にした教育を行なっています。

独自の教育システムとして、初等部(1年から4年)の30人以下学級による学級編成や担任と学習支援員によるティーム・ティーチング、高等部(5年から9年)からの教科担任制があります。また全学年を通じて、少人数学習や個別指導が必要となるお子さんには、個別学習支援(リソースルーム支援)が受けられるなど一人ひとりの子どもの成長発達にあわせた様々な学びの場があります。

義務教育にかかる保護者の負担軽減をするため、これまでの学校では、学級費として保護者負担をいただいていた教育費用を、町が負担しながら学級費の無償化を行なっています。

学校教育目標の画像

 

働いている保護者にとって、学校へ入学する際、子どもの放課後の過ごし方が心配になります。
保護者が就労等で放課後や学校の長期休みに家にいない場合、信濃町では、子どもが、安全に放課後を過ごせるよう放課後児童クラブを2カ所で開設しています。
1年生から3年生が放課後を過ごす児童クラブ本館は、学校の直ぐ隣にあるので、低学年でも安全に通うことができます。4年生から6年生が放課後を過ごす児童クラブ分室は、旧古間小学校を改修した地域交流施設の一室で開設しています。地域交流施設にはグラウンドや体育館があるので、大きくなった高学年の子どもたちでも安全に身体を使ったダイナミックな遊びをしながら放課後を過ごすことができます。
また地域の方が講師になって、子どもたちの興味関心の幅を広げるための放課後子ども教室と一体で児童クラブを運営しています。

8.高校、大学の卒業まで続く子育て支援

信濃町の子ども・子育て・教育支援は、義務教育学校の卒業後も一貫して続いています。
高校生の子育て支援として、高校等へ通学する高校生の保護者負担の軽減を図るため、鉄道通学定期券購入費補助を行なっています。信濃町に居住していて、高校等まで鉄道を利用して通学する保護者へ鉄道通学定期券購入額の20%を補助します。

大学生への教育支援として、向学心を有しながら、経済的な理由により就学が困難な学生への大学進学奨学金制度があります。大学や短期大学、専修学校に在籍する学生に対して、月額5万円を上限に最大240万円まで貸与いたします。最大の特徴は、無利子での貸付けにより卒業後に10年間、町内に居住して償還していただくと、最大60万円の償還未済額が免除となります。

安心して子どもを産み、育てることのできる環境づくり

次代を担う子どもたちが、明るく健やかに育つことは、町民すべての願いです。
近年の核家族化が進んだことで、家庭での養育力や地域とのつながりが低下していることから、保護者の子育てが孤立化していることが、社会的な問題になっています。
こうした中、すべての家庭が、安心して子育てができるように、信濃町版の子ども・子育て支援事業計画を策定しながら、総合的な子ども・子育て支援を推進しています。

○第1期 信濃町子ども・子育て支援事業計画.pdf (PDF 4.59MB)

芝の上で園児が輪になって遊ぶ写真

信濃町には、これまで紹介してきたように、生まれる前から就労まで一貫した子ども・子育て・教育支援があります。
この町で生まれ育った子どもたちが、将来親になり、またこの町で子育てが続けていけるよう、これからも町の取り組みを充実させていきます。

お問い合わせ

教育委員会 子ども支援係

電話:
026-255-5923
Fax:
026-255-5460

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