予防接種は感染症からお子さんを守るために行われます。お母さんから赤ちゃんにプレゼントされた、病気に対する抵抗力(免疫)は、徐々に失われ、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要がでてきます。
感染症に対する免疫をつけて病気にかかりにくくするとともに、感染のおそれのある疾病のまん延を防止できる最も効果的な方法です。
子どもは成長するにつれ、外出の機会も増え、保育園などの集団生活に入っていきます。
予防接種で免疫をつけ、病気にかからないようにしましょう。
予防接種を受けるにあたっての注意事項
●予防接種ガイドブック「予防接種と子どもの健康」をよく読み、予防接種について理解しましょう。
●予防接種には、それぞれ適した年齢があります。対象年齢になりましたら、なるべく早い時期に接種を受けましょう。
●予防接種は、体調のよい時に受けましょう。体調の悪い場合は、その日は見合わせ、別の日程で受けましょう。
●予診票(問診票)は、責任をもって記入し、当日母子健康手帳とともに会場にお持ちください。
対象疾病(ワクチン) | 標準的な接種期間 | 接種回数・間隔 | 対象年齢 | |
B型肝炎 | 生後2か月以上1歳未満 |
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1歳未満 | |
インフルエンザ菌b型(Hib) |
初回
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生後2か月〜7か月未満
(5歳までは標準的な接種パターン以外として接種することができます)
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27~56日までの間隔で3回接種 |
生後2か月~5歳未満 |
追加 | 3回目接種後から7~13か月までの間隔をおいて | 1回接種 | ||
小児用肺炎球菌 | 初回 |
生後2か月〜7か月未満
(5歳までは標準的な接種パターン以外として接種することができます)
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27日以上の間隔で3回接種
(生後12か月までに)
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生後2か月~5歳未満 |
追加 |
3回目接種後から60日以上あけて接種 |
1回接種
生後12か月~15か月の間に接種
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||
ロタウイルス |
※上記どちらかのワクチンを接種する
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2回接種:27日以上あけて接種
3回接種:27日以上あけて接種
※初回接種は生後6週~生後14週6日までに接種
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生後6週〜32週まで
生後6週~24週まで
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四種混合(DPT-IPV) |
1期
初回
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生後2か月〜7歳6か月未満の乳幼児
(望ましい期間:生後3か月~1歳未満)
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20日~56日までの間隔で3回接種 |
生後2か月~7歳6か月未満 |
1期
追加
|
1期初回3回目接種後、1年~1年半後 | 1回接種 | ||
BCG(結核) | 望ましい期間 | 生後5か月〜7か月 | 1回接種 |
生後3か月~1歳未満 |
水痘(水ぼうそう) |
望ましい期間 |
1回目:生後12か月〜15か月未満
2回目:1回目接種終了後6か月~12か月までの間隔をおいて
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2回接種 | 1歳~3歳未満 |
MR(麻しん風しん) | 1期 | 1歳を過ぎたら出来るだけ早く | 1回接種 | 1歳~2歳未満 |
2期 | 保育園の年長相当児 | 1回接種 | 小学校入学1年前 | |
日本脳炎 |
1期
初回
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3歳〜7歳6か月未満の幼児
(望ましい期間:3歳~4歳未満)
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7日~28日までの間隔で2回接種 | 3歳~7歳6か月未満 |
1期
追加
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1期初回・2回目終了後、概ね1年おく
(望ましい期間:4歳~5歳未満)
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1回接種 | ||
2期 |
9歳〜13歳未満
(望ましい期間:9歳)
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1回接種 | 9歳~13歳未満 | |
二種混合(DT)
(ジフテリア・破傷風)
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望ましい期間 |
12歳
※混合接種第1期が終了している人
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1回接種 | 11歳~13歳未満 |
子宮頸がん |
1 サーバリックス(2価ワクチン):1ヵ月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回接種
2 ガーダシル(4価ワクチン):2ヵ月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回接種
3 シルガード9(9価ワクチン): ○1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合・・・1回目と2回目の接種は通常5カ月以上あけます。5カ月未満である場合、3回目の接種が必要になります。 ○1回目の接種を15歳になってから受ける場合・・・2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2カ月後と6カ月後にできない場合、2回目は1回目から1カ月以上、3回目は3カ月以上あけます。 1〜3いずれかのワクチンを接種します。 |
3回接種 | 小学6年生~高校1年 |