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水道水における有機フッ素化合物(PFAS等)について

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 最近、テレビや新聞で取り上げられている有機フッ素化合物について、物質の概要や町営水道水における検査結果についてお知らせします。

1.有機フッ素化合物について

 有機フッ素化合物とは、撥水性と撥油性を併せ持ち、熱・化学的安定性等の物性を示すことなどから、撥水・撥油剤、界面活性剤、半導体用反射防止剤、金属メッキ処理剤、泡消火薬剤、殺虫剤、調理用器具のコーティング剤等の幅広い用途で使用されてきました。

 一方で、分解されにくい物質のため長期的に環境中に残留することなどが問題視され、近年新たな環境汚染物質として規制の検討が進められています。

 有機フッ素化合物の代表的な物質にPFOS(ピーフォス)やPFOA(ピーフォア)、PFHxS(ピーエフへクスエス)がありますが、それ以外にも数千種類の物質があると言われており、これらの物質を総称してPFAS(ピーファス)と呼ばれています。

2.人体への影響

 ヒトに対して、免疫系、血清中コレステロール、肝臓、生殖、腎臓がん・精巣がん、甲状腺ホルモンなどへの影響が指摘されていますが、どの程度の量や濃度でどのような影響を及ぼすかについては、現時点では明らかになっていません。

 そのため、現在も国際的にさまざまな知見に基づく検討が進められています。

3.規制について

 近年、全国の水源地や地下水において、有機フッ素化合物が高濃度で検出されており、上流部に工場等が無い場合でも検出されているため、国は水道水の水質管理目標設定項目として、PFOSとPFOAの合算値で、0.00005mg/L以下とするよう、設定しました。

 これに基づき、当町においても町営水道水において検査を実施しました。

4.町営水道水における検査結果

 採水日:令和6年5月7日

 採水箇所:町営水道水12箇所(全水系)

 検査項目:PFOS及びPFOA

 目標値:0.00005mg/L以下

 検査結果:全採水箇所において0.000001mg/L以下

 検査結果について(PDF)

 検査の結果、全ての水系において国の目標設定値を大幅に下回っており、安心して水道水を飲むことができます。

 

 

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