RSウイルス感染症ってどんな病気
- RSウイルスの感染によってひきおこされる急性の呼吸器の感染症です。
- 何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染するとされています。
- 一般的には乳幼児がかかる病気として知られていますが、高齢者や基礎疾患がある成人が感染した場合に肺炎などを引き起こすこともあります。
- 感染経路は、「接触感染」と「飛まつ感染」
RSウイルス感染症に注意しましょう(厚生労働省)(PDF 407KB)
RSウイルスの症状は
4〜6日間の潜伏期間を経て発熱・鼻水・せきなどかぜのような症状が数日続きます。
多くは軽症で自然軽快しますが、次の方は重症化により肺炎などを起こすことがあるので注意が必要です。
【乳幼児】
- 生後6カ月以内のお子さん
- 早産で生まれたお子さん
- 生後24カ月以下で心臓・肺・神経・筋肉などに基礎疾患などがあるお子さん
- 生後24か月以下で免疫不全があるお子さん
◆受診の目安
機嫌がよく、つらそうでなければあわてずに様子をみてかかりつけ医にご相談ください。
呼吸が苦しそう、食事や水分摂取ができない時は医療機関への受診をご検討ください。
受診を迷った場合は #8000(こども医療電話相談)にご相談ください。
【高齢者】
- 喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、心疾患、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)などの慢性の基礎疾患がある方
- 免疫機能が低下している方
感染防止のために
◆基本的な感染防止対策
飛沫・接触感染を防ぐためにも、かぜ予防と同様に、手洗い・うがいを心がけましょう。また、咳がでるときにはマスクを着用するなど咳エチケットを守りましょう。
ドアノブ、手すり、おもちゃなど、日常的に触る場所はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しましょう。
感染症対策へのご協力をお願いします(厚生労働省)(PDF 659KB)
◆ワクチンの接種について
妊娠24〜36週の妊婦や60歳以上の人を対象としたRSウイスルワクチン接種が行われています。
※予防接種は任意接種で全額自己負担となります。
参考
RSウイルス感染症(外部リンク)厚生労働省