今年は不順な天候が続き、いもち病の発生に好適な条件が続くと予想されます。
適切な管理と対策を
●水管理
- 高冷地や冷水かんがい水田では、水による保温で生育促進を図る。
- 減数分裂期に低温が予測されるときは、幼穂形成期から深水管理を行い、かんがい水で幼穂を保温する。
- 花粉母細胞の減数分裂期(出穂15〜10日前後)に最低気温が17度以下になるときは、かんがい水量が豊富で水温が気温より高い場合、15〜20センチ程度灌水し、茎内に形成されている幼穂を水温によって保護する。
●いもち病の対策
- いもち病が確認された際は、直ちに「ビームゾルの1000倍液」又は「ビーム粉剤DL」を茎葉散布し、葉いもちの防除を行う。
- 降雨で液剤等が配布できない場合は、粉剤を雨間又は少雨時に散布し、適期防除を心がける。
予備苗を放置している場合、 いもち病の発生源となるので 早期に撤去しましょう!
いもち病発生予察装置「クロップナビ」を設置しています
NOSAI長野では、今年もいもち病発生予察機を町内3か所(古海、柏原、富士里)に設置しました。
この装置は、「湿度・降水量・濡れ時間」を観測し、いもち病を未然に防ぐためのものです。
観測結果や防除情報など必要に応じて、防災行政無線や新聞折込チラシ等でお知らせしていく予定です。
いもち病発生予察情報を活用しましょう
パソコンやスマートフォンからインターネットで、町内3か所の予察状況をご覧いただけますので御活用ください。