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台風第19号による農作物等の被害に対する技術対策について

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台風第19号による農作物等の被害に対する技術対策について

台風第19の強風、大雨により農作物等に被害が発生しています。

大雨で冠水したそば畑

長野県農政部農業技術課から、農作物等の被害に対する技術対策が発表されており、

信濃町ホームページでは、主に町内の農作物等に関係すると思われる部分を抜粋版として掲載しています。

更に詳しい内容につきましては、長野県公式ホームページを御覧ください。

災害等に係る技術対策について(長野県公式ホームページ)

1 共通

  1. 園芸施設、菌茸施設、畜舎など農業施設において、停電が発生した場合は、速やかに予備 電源等の確保を行い、早急の復旧に努める。
  2. 園芸施設が破損した場合は、生育中の作物が損傷しないよう破損箇所の応急措置をする。
  3. 浸水した農業機械は、感電のおそれ等があるため、エンジンは絶対に始動しない。
  4. 泥をかぶった農業機械は、速やかにできるだけきれいに泥を洗い落とす。
  5. オーバーホールとオイル交換は、必ず実施しなければならないので、早めに専門メーカーもしくは農機具店・JAサービスセンター等に連絡し処置する。

2 水稲

  1. 冠水した圃場では、一刻も早く排水措置を講じ、穂を水に接触させないようにする。
  2. 泥水に長期間浸かったイネは穂発芽など品質を損ねる懸念があるので、刈分ける等の措置を講ずる。
  3. 倒伏などにより、高水分の籾をコンバインで収穫した場合は以下の点に留意する
    ア)籾は、成熟期を迎えても水分含量が高く、整粒であっても軟弱になっているため収穫時に損傷粒の発生が無いように、こき胴の回転数を遅くする。
    イ)刈り取った籾を長時間放置すると、変質の原因になるので、刈り取り後は速やかに(4時間以内に)乾燥機に張り込み、できるだけ早く送風を始める。
    ウ)乾燥作業は通風乾燥から始め、徐々に加温し殻温が 40度以下で乾燥作業を実施する。特に、急激な乾燥は胴割れの原因となるなど、品質や食味低下の危険性が高まるので行わない。
    エ)収穫時の籾水分は25%以下が理想だが、これを超えるような高水分籾を収穫した場合、水分のバラツキが非常に大きいため、連続した乾燥を行うと胴割れの発生につながる。籾水分が 18%程度まで乾燥した時点で、一時中断し半日程度貯留した後に仕上げ乾燥する二段乾燥を行う。
  4. 稲架干しが倒れた場合は、早急に立て直し、乾燥を促して穂発芽を防ぐ。

3 大豆

  1. 滞水したほ場では速やかに排水し、作物体の乾燥を促す。
  2. 冠水時間が長くなると、しわ粒やカビが発生するなど品質が劣化するので、機械収穫の場 合は品質を確認し、刈り取り高を調節する。
  3. 茎に泥が付着し、汚粒の発生が予想されるほ場は、収穫を後回しとする。

4 そば

  1. 滞水したほ場は速やかに排水し、作物体の乾燥を促す。
  2. 倒伏したものはできるだけ引き起こす。
  3. 収穫時期を迎えているものは収穫する。
  4. 冠水したものや、コンバイン収穫したそばは、蒸れやすいので、収穫後は速やかに乾燥す る。

5 果樹

  1. 浸水又は滞水した園
    ア)早めに排水対策を講ずる。特にもも、おうとうは根の障がいを受けやすいので、早急に排水対策を講じて樹体保護を図る。
    イ)土砂の堆積が多い場合は、根の呼吸が妨げられ障がいが出やすいので、土砂を取り除く。土砂流入が少ない場合(堆積土5cm以下)はそのまま中耕し、多い場合はなるべく樹冠下の土砂を排土し、土が乾いたら中耕を行い根の呼吸作用を助ける。特に苗木~若木はより影響を受けやすいので、根際部の土砂を早めに取り除く。
    ウ)樹体や葉に付着した泥やゴミは、速やかに洗い落とす。
    エ)りんご等果実が冠水、泥等が付着した場合、疫病や内部褐変の発生の恐れがあるので出荷しない。
  2. 風害事後対策
    ア)倒伏樹は早期に立て直し、支柱で固定する。根が露出した場合は土盛りし、マルチや灌水を行い、乾燥防止と新根発生に努める。
    イ)大枝が裂けた場合は立て直し後、ボルトやカスガイで固定するか縄で縛って傷口の癒合を図る。完全に裂けたものは傷口を平らに削り、塗布剤を塗布する。完全な立て直しができない場合も支柱で固定するか、可能な範囲で持ち上げ地表面との空間を作る。
    ウ)主幹、骨格枝等が損傷した場合は、ベンゾイミダゾール系殺菌剤(チオファメートメチルまたはベノミル)を適用作物、使用時期(収穫前日数)、使用回数などの使用基準を厳守して散布する。
    エ)落果した果実の出荷は、JAや集出荷団体と十分連絡の上、その指示に基づいて行う。農薬の使用基準(収穫前使用日数等)を確認して適切に処理する。
    オ)果樹棚、トレリス、施設の緩みや損傷を確認し、補修を行う。
    カ)収穫中のぶどう棚が倒壊した場合は、棚と地上部に空間をつくるように支柱を入れ、なるべく風通しを良くし、収穫を急ぐ。棚は後日復旧に努める。

6 野菜

  1. 可能な限り、ほ場外への速やかな排水に努める。
  2. 表土が乾いたら浅く中耕し、土壌の通気性を高める。
  3. 葉菜類で葉傷み等が発生したものは、農薬使用基準を遵守し殺菌剤を散布する。
  4. 生育状況を見ながら、速効性肥料の追肥、葉面散布を検討する。
  5. アスパラガス、ながいもの支柱が倒伏したものは、むやみに引き起こすと損傷が激しくな るので、様子を見ながら行う。
  6. ながいもが冠水した畑では、試し掘りを行い、根部表面等の障がい具合を確かめながら収穫 時期を検討する。 

7 花き

  1. 浸水または滞水している圃場は、早急に排水を図る。
  2. 冠水、浸水したものは早急に洗浄し、泥やゴミなどの付着物を洗い落とす。
  3. 茎葉の保護と病害防除のために、農薬使用基準を遵守し、殺菌剤の散布を行う。

8 菌茸

  1. 施設が浸水した場合は、周辺の水位が下がってから直ちに排水を行う。
  2. 電気施設に浸水した場合は、電源を落とし、排水完了後は起動前に十分点検を行い、漏電事故等が発生しないように注意する。
  3. 浸水した施設できのこが浸水せず収穫できるものは、早めに収穫し、包装する。
  4. 浸水した培養物、発生・生育物は、木製パレットなどは速やかに施設外に搬出し処分する。
  5. 浸水した施設は、空にして水で泥等を洗浄してから水分をしっかり取り除く。
  6. 洗浄後は、除菌剤(0.1~0.05%次亜塩素酸ナトリウム)を散布し、乾燥する。
    【0.1%次亜塩素酸ナトリウムの調整例】
    ・濃度12%液は100倍(10リットルの水に100[機種依存文字]入れる)に調整する
    ・濃度6%液は50倍(10リットルの水に200[機種依存文字]入れる)に調整する
    腐食の心配がある箇所は、アルコール70~80%液を使用する。また、オゾンガス発生装置がある場合は、オゾン殺菌処理方法に従って殺菌する。
  7. 次亜塩素酸ナトリウム散布直後の栽培室では、きのこの発生が不良となる場合があるので十分換気してから搬入する。

9 酪農

停電により、搾乳機やバルククーラーの電源確保が必要な場合は、発電機の入手について JA等関係団体と連携をとり対応する。

10 飼料作物(飼料用トウモロコシ)

  1. 折損した場合は、枯死、腐敗、カビの発生を防ぐため、早目に収穫する。 折損ではなく寝ころびの場合は立ち上がりを待つ。
  2. 倒伏した場合は、高刈りにするとともに、土壌の混入防止のため倒れた先の雄穂側から起 こしながら収穫する。
  3. サイレージの調整にあたっては、腐敗やカビの発生を防止するため乳酸菌添加材を使用す る。
  4. 倒伏し泥等による汚染がひどい場合は、無理に収穫せずに刈り分けを行う。

11 鳥獣害対策

鳥獣害対策の侵入防止柵(物理柵・電気柵等)を点検し、破損が発見された場合は速やか に修繕する。

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