下水道整備地区にお住まいで、合併浄化槽・浄化槽をご利用されている方へ
町からの補助金交付をうけて浄化槽を設置された方は特に、下水道が供用開始になった場合は早めに下水道への繋ぎ込みをお願いします。補助金交付要綱で「下水道が整備されたら下水道に繋ぐ」事が条件として補助金が交付されているためです。
また、浄化槽には耐用年数があります。浄化槽の維持管理費(法定検査料・清掃点検修理・ブロア電気料など)と下水道使用料を比較しますと、使用量にもよりますが同額くらいになるかと思います。
浄化槽独特の臭気や維持管理の便利さを考え、下水道への繋ぎ込みをお願いします。
下水道使用料で年間7万円支払うということは月平均5,800円、おおよそ月の水道使用量32m³にあたります。
浄化槽の維持管理に係わる概算費用
<7人槽の場合の概算>
- 法定検査料:5,000円/年
- 保守点検料:35,000円前後(保守点検業者によって異なります)
- 清掃・汚泥引抜(1~2年に1回):35,000前後(保守点検業者によって異なります)
- 修繕料:かかった分
- 電気料:約6,000円/年
- 合計概算:約80,000円/年
宅内工事について
宅内の工事費は家庭の状況により違ってきます。例えば水洗トイレの種類や設置場所、家の一部(トイレだけでなく、お風呂やキッチンなども直す方がいます)が新しくなるためです。
外工事も、家の周りが土かコンクリートかでも違い、公共桝までの距離も影響します。
宅内工事は各家庭での自費工事ですが、町の指定業者に依頼していただく事になります。現在、町指定業者は70社以上ありますので、その中から見積もりを取るなどにより工事を行うようにしてください。
下水道に加入すると200万~300万円くらいかかるという話について
この話の多くは、受益者負担金・分担金のみではなく、宅内工事を含んだ話になっています。
宅内工事は、お金がどのくらいかかるかは各家庭により違ってきます。
下水道に加入するとかかるお金とは大きく分け以下のとおりとなります。
公共下水道の場合
下水道に加入するとかかってくる費用は
- 受益者負担金:野尻処理区600円/m² 柏原・古間処理区350,000円/戸
※柏原・古間処理区の事業所等につきましては、水道メーター口径により金額は異なります。 - 下水道使用料:上水道使用料の約1.2倍です。
- 宅内工事
の3点です。
農業集落排水下水道の場合
下水道に加入するとかかってくる費用は
- 分担金:350,000円/戸
- 下水道使用料:水道使用料の約1.2倍
- 宅内工事
- 組合費
の4点です。
- 下水道供用開始区域内で下水道に繋ぎ込みしない(浄化槽を使っていても)家の新築・増改築はできません。(建築確認申請手続きができません)
- 下水道供用開始後3年以内に公共桝への繋ぎ込みをお願いします。(下水道法で定められています)
- 受益者負担金は供用開始の年(柏原処理区の場合平成19年春)に賦課されます。
- 下水道工事中に公共桝の設置を断った者、又は後に宅地に変更し家を建てた者(予定も含む)で、工事終了後公共桝の設置(下水道への繋ぎ込み)を希望された場合、受益者負担金又は分担金と工事費を請求することになっています。