マイマイガによる農作物被害に警戒ください
マイマイガは約10年周期で大量発生するといわれています。
平成26から27年にかけて大量発生した時には、中南信地方から東北信地方に拡大しました。
昨年、中南信地方の広い範囲でマイマイガの卵が大量に見つかり、新潟県でも大量発生が報告されています。
すでに、町内で栽培されるブルーベリーにマイマイガの発生が確認されています。
「マイマイガとは」
森林病害虫等防除法施行令により「森林病害虫」として定められています。
越冬
木などに卵がかたまり(卵塊(らんかい))で産み落とされ、越冬。
ふ化
4月頃から屋外でふ化し、2~3mm程度の幼虫(毛虫)になります。
幼虫
成虫になる約2か月間に様々な樹木や草木の葉を食たべて成長し、6月下旬頃には、さなぎになります。
また、農作物では、ブルーベリー、りんごなどの果実をはじめ、野菜や花きも食害します。
幼虫は、ブランコケムシとも呼ばれ、糸をはいてぶら下がり、風に乗って移動します。
成虫
7月頃に羽化して成虫となり、産卵します。
成虫の寿命は、7~10日間程度です。
マイマイガ(幼虫)の駆除方法
大量発生を抑えるためにも、幼虫の段階で密度を抑えるよう防除や捕殺をできるだけ行うようにしましょう。
- 幼虫を直接触らないでください。
※ふ化したばかりの小さな幼虫(体長5mm程度)に触ると、皮膚の弱い方は赤くはれたり、かゆみが伴うことがあります。 - 1cm以上の幼虫については、ビニール手袋をするか火箸などで捕まえ、バケツに水と少量の台所洗剤をいれたものを用意し、その中に捕まえた幼虫を入れることで、駆除できます。
農薬による駆除
農作物により使用できる農薬が異なります。
農薬の選定や倍率、収穫までの使用可能日数、使用可能回数などの使用方法については、JAながの、農薬販売店や長野農業農村支援センター技術経営普及課にご相談ください。
- JAながの・アグリサポート信濃町 電話026-255-6239
- 長野農業農村支援センター技術経営普及課 電話026-234-9534/9536
農薬散布にあたっては、目的の農作物以外に農薬がかからないようにご注意ください。
また、庭木などに散布する場合も農作物にかからないようにご注意ください。