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ニホンザル対策 ANIMAL MAP (アニマルマップ) GPSシステム

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ANIMAL MAP(アニマルマップ)GPSシステム ~ニホンザルの群れの動向が分かります~

 今年度、熊坂・高澤・山桑の各地区において、信濃町猟友会協力のもとニホンザルの群れの同行を把握 するためのGPS発信器装着を目的とした捕獲を実施いたしました。 皆様にパソコンやスマートフォンでサルの動向を閲覧いただけますよう「アニマルマップ」システムのご案内をいたします。皆様には追い払い活動に活用いただき、町としては動向を把握し猟友会と連携する中で、一斉射撃等強力な追い払いを考えています。また、今後コロナ禍に配慮する中で、このシステムの活用方法等の学習会開催を予定しております。

 ニホンザルは、森林の動物なので森林外で活動することはあまりありませんが、集落の農作物を餌として認識すると、集落に出没して農作物を食べるようになります。さらに、集落内で安全にしかも簡単に農作物を餌として利用できることを学習すると、集落の農作物に依存するようになります。 農作物被害を防ぐためには、人間の生活場所や農業生産の場所に出没するサルを排除し、森林へ押し戻さなければなりません。そのためには、積極的な追い払いを行うとともに、集落をサルにとって魅力の低い、居心地の悪い場所にする対策が必要となります。

 

●ANIMAL MAP(アニマルマップ)GPSシステム

 本システムをご利用いただく際に必要となるログインIDとパスワードは、広報しなの2月号でお知らせいたします。

 

■ ニホンザルの特性

 サルは昼行性で、夜間はほとんど移動しません。夜間は、地上・木の上のいずれでも休息、睡眠をとることができます。生活空間は、地上だけでなく木の上での生活にも適応しており、樹木や崖などの垂直な移動、枝から枝へ飛び移るなど運動能力が非常に高い動物です。通常のサルの移動速度は、人間が歩くよりも遅く、慣れた人間なら十分ついていける速度です。1日の移動距離は直線で1~2km程度と言われています。

 

■ ハナレザル

 サルは群れを作って生活します。メスは生まれた群れの中で一生を送り、オスは生後4~5年で群れを離れます。そのため、サルの群れは母娘、姉妹など血縁関係にあるメスとその子どもに加えて血縁関係に無い数頭のオスから構成されます。一方、群れを離れたオスは、ほかの群れに入って生活したり、単独で生活(ハナレザル)します。

 

■ 追い払い

 「追い払い」とは、農地や集落に出没するサルに対し、人が様々な手段を用いて、山に追い払うことを言います。サルの追い払いには、花火・エアガン・パチンコなどの道具を使った方法と、人とイヌが一緒になって追い払う方法があります。サルを目撃したら必ず追い払いを行い、農地やこの集落は危険な場所だとサルに学習させることが重要です。サルの追い払いは、集落が組織的に実施するとともに、誰もが実施可能な方法を選択することをお勧めします。日の出から日没まで活動するサルに対応して、当番制で農地の見回りを実施することも効果的です。 サルがまだ農地や集落内にいるのに、追い払いをやめてしまうなど不十分な追う払いをすると、人慣れが進むこともありますので、サルが山林に逃げ込むまで執拗に追い払うことが肝心です。

 

■ ポイント

 サルはロケット花火が恐いわけではなく、ロケット花火を持って追いかけてくる人間を恐がります。ロケット花火を打ち込んだら大声を出してサルの後をついて行きます。また、花火の音が聞こえたご近所の方は、追い払いに加わってください。サルは人間が近寄ることや大声で怒鳴られることに対し、大きなストレスを感じます。ストレス=居心地が悪い集落、恐い人がたくさんいる・・・サルが嫌がることを徹底的に行うことで、追い払いの効果が期待できます。

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