消防団の位置づけ
消防団は、消防組織法に基づき、自治体の消防機関として、条例により設置されています。信濃町では、「信濃町消防団の設置に関する条例」がこれに当たります。
消防団員の身分
消防団員は非常勤特別職の地方公務員として位置づけられています。皆さんそれぞれ本業を持つ傍ら、災害が発生すれば昼夜を問わず出動します。さらに、平時の活動、訓練のため、休日や平日の朝・夜を充てています。公務による怪我等は公務災害補償の対象となります。また、在職年数に応じて退職報償金が支給されます。
消防署と消防団の関係
信濃町では、平成8年に長野市消防局信濃町分署が設置されるまで、消防団が消防業務の中核を担ってきました。
常備消防設置後も、地域を熟知した消防団員は重要な役割を担っています。
消防団の組織
信濃町消防団は、団長をトップに、副団長、その指揮下に第一から第四までの4分団体制を敷いています。また、「ラッパ隊」、「女性隊」も組織されています。
火災発生時は、第1次出動を信濃町分署と管轄分団が担い、対応が難しい場合には第2次出動として全分団が出動する体制になっています。
分類 | 担当区域 | 所有機材等 |
---|---|---|
本部 | 町全域 | 指令車1 |
第一分団 | 野尻・古海・熊坂地区 | ポンプ車1/積載車2/作業車1 |
第二分団 | 柏原地区 | ポンプ車2/積載車1 |
第三分団 | 古間・富濃・荒瀬原地区 | ポンプ車1/積載車3 |
第四分団 | 平岡・穂波・大井地区 | ポンプ車1/積載車3 |
ラッパ隊 | 町全域 | |
女性隊 | 町全域 |
多岐にわたる消防団活動
火災時には消火活動、交通整理、残火や周囲の警戒。地震や風水害時には、河川や急斜面など危険区域の警戒、土のう積み、住民の避難誘導、土砂の後片付けなどの役割を負います。また、行方不明者の捜索も地域からの要請で行います。
日常の予防消防活動も重要な任務です。火災予防の啓発活動、夜警、防災訓練の実施、操法訓練などを行っています。
時期 | 内容 |
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3月上旬 | 全国春の火災予防週間 |
4月上旬 | 信濃町春の火災予防週間 |
4月29日 | 出初式 |
5月~6月 | ポンプ操法練習(各分団) |
6月中旬 | 町消防ポンプ操法大会 |
8月下旬 | 総合防災訓練 |
11月上旬 | 全国秋の火災予防週間 |
11月上旬 | 消防団総合演習 |
12月下旬 | 年末警戒(火災予防) |
消防団員募集中
消防団員は慢性的に不足しており、新規団員を随時募集しています。信濃町内にお住まいの18歳以上の健康な方であれば入団できます。信濃町では平成18年から女性団員も募集しており、現役で女性消防団員も活躍しています。お申し込みは、町総務課庶務係か、お近くにお住まいの消防団員まで。