1 目的
高齢者福祉計画・介護保険事業計画とは、信濃町における高齢者の介護・高齢者福祉に関する政策を総合的に進めるための計画で、3年毎に見直しを行うことが義務付けられています。
今回、令和3年度から令和5年度までの3年間を計画期間とする第8期計画を策定しましたのでお知らせ致します。
2 信濃町高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画の概要
計画の方向性
今回の計画では、少子高齢化が進展する中、特に団塊の世代が75歳を迎える令和7年を視野に、第6期介護保険事業計画から進めている地域包括ケアシステム構築をさらに進め、介護サービスの充実と高齢者を支える地域づくりの取り組みを推進します。 また、その先の団塊ジュニア世代と呼ばれている世代が65歳を迎える令和22年を見据えると、総人口・現役世代人口が一層減少する中、介護を必要とする85歳以上高齢者は益々増加することが予測されます。 それ以外にも、高齢者の単独世帯や高齢者のみの世帯の増加、認知症の人の増加も見込まれるなど介護サービスの需要はさらに増加、加速する可能性がある一方で、地域の高齢者介護を支える人的基盤やサービス基盤の確保は急務となっています。 これらを踏まえ、令和7年に向けて、高齢者になっても地域のつながりの中で自分らしい生活を営む姿を目指すべき将来像とし、またその先の令和22年を視野に入れた施策の展開を実施します。
計画の柱
今回の計画では次の5つの項目を柱として目標設定を行い、事業を実施します。
1.高齢者福祉事業の充実
地域で本人が生きがいを持って生活できるよう、ボランティア活動やシルバー人材センターに登録している高齢者の力を借りながら、自助・共助・互助による地域づくり等に対して支援を行うほか、生涯学習の場の提供等を行い、高齢者の方が充実した生活を送れるよう支援します。
2.認知症施策の推進
認知症の人やその家族の視点を重視し、認知症に対する理解の促進を図るとともに、支援体制の整備等を充実します。
3.介護保険サービスの充実
介護保険の基盤整備や住民主体のサービス提供、要支援者等が選択できるサービス等を充実するとともに、家族介護者の負担の軽減を図るなどして、介護保険サービスの充実を図ります。
4.地域包括支援体制の強化充実
地域包括支援センターの強化充実を図るとともに、在宅医療と介護サービスの連携を図り、医療と介護が切れ目なく提供できる体制の構築・充実を目指します。
5.その他介護保険にかかわる充実
介護に携わる人材の確保や、感染症に対して施設と情報共有を図ることによって、介護サービスを側面から支援します。
3 65歳以上の方の保険料額について(第1号被保険者の保険料額について)
介護保険料は、計画期間の事業費を元に、国、県、市町村、被保険者で決められた負担割合により必要額を算定して計算します。
信濃町高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画による介護サービスの利用見込事業費は、前回計画と比較すると、約2億5千万円増加し約29億5千万円(令和3年度から令和5年度の合計額)を見込んでいます。
増加の要因は、介護サービスを必要とする85歳以上の人口増加が見込まれること、新規サービスの提供予定があること、介護サービス単価の上昇等の要因により増加見込となっています。
この事業費のうち23%を、第1号被保険者の方の保険料で賄いますが、介護保険準備基金からの取り崩し額を利用した結果、保険料額は前回計画と同額となっています。
なお、保険料額は、所得段階に応じて負担いただく金額が異なります。
今回、その負担いただく段階を前回計画では9段階としていましたが、1段階増やして10段階へと変更させていただきました。
段階 | 月額保険料 | 年額保険料 |
1段階 | 1,380円 | 16,560円 |
2段階 | 2,300円 | 27,600円 |
3段階 | 3,220円 | 38,640円 |
4段階 | 4,140円 | 49,680円 |
5段階 | 4,600円 | 55,200円 |
6段階 | 5,520円 | 66,240円 |
7段階 | 5,980円 | 71,760円 |
8段階 | 6,900円 | 82,800円 |
9段階 | 7,820円 | 93,840円 |
10段階 | 8,050円 | 96,600円 |
4 公表資料等
信濃町高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画.pdf (PDF 4.88MB)