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大規模盛土造成地について

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背景

 平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震等では、擁壁の崩壊や液状化被害の他、大規模に谷や沢を埋めた造成地で滑動崩落が発生し、住宅や公共施設に被害が発生しました。今後、大規模盛土造成地において地震による滑動崩落の発生が懸念されることから、大規模盛土造成地の位置、規模及び種類を調査しました。

大規模盛土造成地とは

 盛土造成地には、谷埋め型盛土、腹付け型盛土があり、谷埋め型は、谷や沢を埋めたため、盛土内に水の浸入を受け易く、形状的に盛土側面に谷部の斜面が存在することが多い特徴があります。また腹付け型は、傾斜地盤上の高さが高い特徴があります。

 その盛土造成地のうち以下のいずれかの要件を満たすものを大規模盛土造成地といいます。

  • 盛土の面積が3,000平方メートル以上(谷埋め型大規模盛土造成地)
  • 盛土をする前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で、かつ、盛土の高さが5メートル以上(腹付け型大規模盛土造成地)

大規模盛土造成地マップ

 大規模盛土造成地マップは、住民の皆様に大規模な盛土造成地の存在を知っていただくことにより、地域防災に対する意識を高め、災害の防止や、被害の軽減に役立てるために作成したものです。

※このマップは、旧地形図と現在の地形図を重ね合わせて、大規模盛土造成地の概ねの位置や規模を抽出したものであり、住宅等の危険性についての評価は含まれません。

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